歴史の小部屋
菅原孝標女
すがわらのたかすえのむすめ
わたしは物語のなかに入ることに成功しました。潜っていくと、世界はどこまでも深く広がっていました。これが現実かどうかは、そんなに重要でしょうか?一生、夢から醒めなければいいのに。
キーワード
没入 / 集中 / 夢
読み方のヒント
このカードは、ひとつの世界に深く入り込む力を思い出させてくれます。 最近、気持ちが散らばっていたり、外側の声に揺らされたりして、自分が本当は何に惹かれているのか、見えにくくなっていませんか? 時間を忘れて読んでしまうもの、何度も思い返してしまう場面、現実よりも鮮やかに感じられる物語は、あなたの奥の現実を映しているのかもしれません。
菅原孝標女ってどんな人?
菅原孝標女は、平安時代中期を生きた女性で、『更級日記』の作者として知られています。本名は伝わっておらず、父・菅原孝標の娘であることから、そう呼ばれています。 少女時代には、父の任地である上総国で過ごし、のちに都へ戻りました。都に戻った彼女が強く憧れたのが、『源氏物語』をはじめとする物語の世界です。念願の『源氏物語』を手に入れたときの喜びや、几帳の内にこもって読みふけった時間は、『更級日記』の中でも印象的に描かれています。
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