歴史の小部屋

二位尼

にいのあま

二位尼のカード|尊厳・抵抗・誇り

わたしは、わたしよりも大切なものがあります。それは守るべき他者ですが、それを守ると心に誓っていることこそが、わたしがわたしである理由かもしれません。

キーワード

尊厳 / 抵抗 / 誇り

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読み方のヒント

このカードは、最後まで手放したくないものを表しています。 人はすべてを思い通りにできるときだけ誇り高くいられるわけではなくて、どうしたって勝てない状況や、大きな流れに巻き込まれていく中で、最後に守るものこそが誇りだったりするのです。 わたしはこれを守り抜いた、と言って、自分に胸を張れたら、それはとても素敵なことです。

二位尼ってどんな人?

二位尼は、平安時代末期の女性・平時子のことです。平清盛の妻であり、建礼門院徳子の母、安徳天皇の祖母にあたります。従二位の位を持っていたことから、二位尼と呼ばれました。 平家が源氏との戦いに敗れていく中、二位尼は一門とともに西へ逃れます。そして壇ノ浦の戦いで平家が滅びるとき、幼い安徳天皇を抱いて入水した人物として知られています。 『平家物語』では、幼い天皇に、波の下にも都があると語りかける場面が描かれます。この物語は、とても痛ましく、現代の感覚では簡単に受け入れられるものではありません。けれど二位尼の姿には、ただ滅びに向かった人というだけではなく、奪われる前に、自分たちの尊厳を守ろうとした人の強い覚悟も重なっています。

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